• HOME
  • コラム
  • ロボット倉庫(AGV無人搬送車)を見据えたコンクリート床作りには、緻密なレベル調査が欠かせない!

ロボット倉庫(AGV無人搬送車)を見据えたコンクリート床作りには、緻密なレベル調査が欠かせない!

物流倉庫コンクリート床施工を手がけるフロアエージェントです。

ここ数年の間、物流倉庫の話題をさらっているのが「ロボット倉庫」というキーワードです。今後のさらなる電子商取引(EC)の拡大を見越した物流倉庫の建設ラッシュが続く中、ロボット倉庫の流れの一つとして、無人搬送車(AGV)の活用による物流倉庫の自動化が進められてきました。ECの世界市場を席巻しているアマゾンの物流倉庫では、既にAGVの導入による自動化が進展していることをご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。AGVが縦横無尽に走る物流倉庫の様子は壮観です。


(日経 倉庫の中を縦横無尽 アマゾンの動く棚ロボ)

国内企業もAGV導入による物流倉庫の自動化を急いでいます。例えば、家具小売の大手のニトリは、機械メーカーのオカムラが提唱する「ロボットストレージシステム」を導入し、物流倉庫の自動化をリードしてきた会社の一つです。物流業界の大手企業であるヤマト運輸や日通なども、AGVを活用した次世代型物流倉庫の実証実験を推進してきました

物流や小売といった業界では、AGVに対するニーズがさらに高まっているようです。2020年も物流倉庫の自動化に関するニュースが続いています。

2020年2月には、三井不動産によって完全自動化物流倉庫のショールームが千葉県船橋市に開設されました。さらに2020年6月、新型コロナウイルスの流行をきっかけとして、AGVによる物流倉庫の自動化の検討が国内企業で進んでいることをフジテレビが報道しました。”3密対策”の一環として、物流倉庫の自動化が急速に進んでいるというわけです。

コロナ禍でも物流を止めるな!ベンチャーが開発した“3密対策ロボット”が巨大倉庫で活躍(FNNプライムオンライン)

フロアエージェントは倉庫の自動化を計画する物流企業から、コンクリート床の施工のお問い合わせを数多くいただいています。実は、AGVによる物流倉庫の自動化ではコンクリート床の改善が必要不可欠なのです。

AGVを活用した物流倉庫のロボット化で必要なこと

AGVが注目される以前、物流倉庫のロボット化といえば、ロボットの生産性向上や人的労働の省力化、稼働コストの削減が取り上げられることが多かったと思います。私自身、ロボットがどのようにして倉庫内の搬入出を担うとかとても気になります。

一方、AGVの導入という観点から物流倉庫の自動化を見直すと、重要なことがあります。それは「コンクリート床の精度」です。

物流ロボット

例えば、上記の画像は「自動お掃除ロボット」のように見えますが、これも物流倉庫の自動化を担うAGVの一種です。自走して荷物を運搬するこのロボットは、コンクリート床のひび割れや不陸によって衝撃や振動によるダメージが蓄積されます。耐久性にコンクリート床の精度が影響するということです。

物流倉庫をAGVで自動化しようとする企業にとって、コンクリート床の精度はコスト削減や安定稼働に影響する課題。そのため、従来より格段に精密なレベル調査にもとづいて計画されたコンクリート床の不陸調整が求められています。具体的には、3mにつき±7mm以下が基準とされていた床レベル精度を±3〜5mm以下に抑えることが必要です。平滑な床は、自動化された次世代型物流倉庫の採算性や信頼性の向上に貢献するといえるでしょう。

また、新設のコンクリート床は、AGVにより摩耗・ひび割れの促進が懸念されています。ロボットほぼ同じルートを一糸乱れず精確に走行するため、コンクリート床に急激な劣化が引き起こされるということです。つまり、AGVによる物流倉庫の自動化では、従来に比べて格段に平滑なコンクリート床が、容易には劣化しない緻密さを兼ね備えている必要があるのです。

フロアエージェントでは30cm間隔のレベル調査を行います。

昨今、弊社は、物流倉庫のAGVによる自動化を見据えるお客様より、コンクリート床の改善の準備として、高水準のレベル調査をご依頼いただいています。このような弊社へのご依頼がとても多いことから、物流倉庫の自動化のニーズの高まりを現場で感じているところです。

一般的なレベル調査は1m間隔です。一方、AGVによる自動化を進める準備では30cm間隔でレベル調査をご依頼いただいています。30cmより小さな間隔で、超高精度の不陸調整のご依頼をいただくこともあります。

コンクリート床のレベル調査報告書は、施工内容を検討するための重要な資料です。レベル調査報告書は、コンクリート床の施工時の要求品質や予算組みを左右する基準の一つとされています。下記に掲載したヒートマップは、当社が30cm間隔でレベル調査を行なったとき、報告書で使用されたものです。

ヒートマップを活用すれば、コンクリート床の異常な勾配が一目瞭然です。具体的な数値で勾配を把握するため、不陸のプラスマイナスを数値で表した「床レベル表」も報告書で使用しています。

床レベル精度

フロアエージェントは、ビジュアルと数値の両面から床レベルの基準を明らかにし、効果的な不陸調整の計画をご提案しています。

AGVによる自動化が予定されるコンクリート床をワンストップで施工

再振動締固めやレーザースクリードなど機械化施工を活用することでハイスペックのコンクリート床を実現する「LCS工法」や、研磨と表面強化剤によるコンクリート床の機能性向上は、フロアエージェントが独自のブラッシュアップを重ねてきた技術です。これらを活用すれば、AGVの走行によるコンクリート床の摩耗やクラックを防ぎ、自動化された物流倉庫の生産性の維持を期待できます。

物流倉庫のコンクリート工事を高精度で実現するLCS工法!ワンストップでお任せいただくメリットとは?

緻密で平滑なコンクリート床がさらに求められる時代に

コンクリート床の仕上がり例

ここまでお伝えしてきた通り、今後、物流倉庫のコンクリート床においては、今まで以上に緻密で平滑な施工が求められています。そのため、以前から弊社は技術のブラッシュアップを重ねてきました。


上の画像は、弊社がアメリカから日本で初めて仕入れた研磨機械です。毎年、アメリカで行われるワールドコンクリートショーに足を運び、世界のコンクリート床施工事情に触れ、他社より先にや最新の施工機械や技術を導入してきました。日本での施工に合う機械を積極的に毎年導入しています。

「月刊建築仕上技術」誌に弊社工法が掲載されました

土間コンクリート工事、セルフレベリング、そして研磨まで

フロアエージェントは、物流倉庫の自動化に必要とされる高い耐久性と精度を兼ね備えたコンクリート床を、計画段階からワンストップで施工可能です。確かな体制には、多数のお客様からご信頼を寄せていただいています。

LCS工法の他にも、AGVが走行する物流倉庫で活用できる工法をご提案しています。例えば、セルフレベリング工法を活用すれば、コンクリート床の表面を金鏝仕上げ以上の平滑さに仕上げられます。下記に掲載した画像は、セルフレベリング工法によるコンクリート床施工のビフォーアフター写真です。研磨を加えることで、より強固で緻密な表面としました。

機械化施工によるLCS工法、研磨工事、表面強化材、そしてセルフレベリング工法など、お客様のお悩みを解決するご提案がフロアエージェントの強みです。

AGVによる物流倉庫の自動化の計画に必要な高水準のレベル調査や、緻密かつ平滑で耐久性の高いコンクリート床を必要とされる企業様は是非弊社にご連絡ください。

「月刊建築仕上技術」誌に弊社工法が掲載されました