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急速に進む物流倉庫のロボット化(AGV無人搬送車)を成功させる上で欠かせないのは数ミリの誤差にある!?

物流倉庫コンクリート床施工を手がけるフロアエージェントです。

ここ数年の間、物流倉庫の話題をさらっているのが「ロボット倉庫」というキーワードです。今後のさらなる電子商取引(EC)の拡大を見越した物流倉庫の建設ラッシュが続く中、ロボット倉庫の流れの一つとして、無人搬送車(AGV)の活用による物流倉庫の自動化が進められてきました。ECの世界市場を席巻しているアマゾンの物流倉庫では、既にAGVの導入による自動化が進展していることをご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。AGVが縦横無尽に走る物流倉庫の様子は壮観です。


(日経 倉庫の中を縦横無尽 アマゾンの動く棚ロボ)

物流倉庫は建設ラッシュ

コロナ禍による「巣ごもり需要」によって、EC事業はかつてない活況となっています。生活必需品から書籍や衣類など、何もかもがインターネットで完結する時代においては、街中の店舗よりも、EC事業会社の物流拠点が重要な役割を果たしていると言っても過言ではないでしょう。

このような状況の中で、今や日本の各地で大規模な物流倉庫の建設が進んでいます。中には街おこしとして物流倉庫の誘致を行う自治体もあり、物流倉庫の建設は本来の目的を超えて付加価値を持つようになってきています。また、EC事業の急成長・急拡大によって物流業界に従事する人材の確保や作業効率化が急務となっていますが、これらを解決する取り組みとして物流倉庫のDX化が進められています。

増え続ける物流倉庫とそのオペレーションを支えるテクノロジー、この2つが今後の物流業界を支える重要な柱となるでしょう。

物流倉庫の最新事情、快適な職場環境でイメージ一新

工場・倉庫勤務というと薄暗いところで肉体労働というイメージの悪さがありましたが、物流業界の慢性的な人手不足を改善するために、最近の物流倉庫は大きな変化を迎えています。

倉庫空間のリニューアルや休憩室の充実だけではなく、託児所やフィットネスジムの併設など手厚い福利厚生により物流業界への転職を誘導しています。中には近隣住民も利用できる施設を倉庫の敷地内に設けるなど、地域貢献にも一役買っている物流倉庫もあります。

まだまだ従来の無味乾燥な物流倉庫が主流ですが、このような環境改善の動きは今後ますます広がってくるでしょう。

DXで効率的な物流倉庫運営を

物流倉庫のDX化によって運営が改善された事例をご紹介します

事例1:トラックドライバーの待ち時間の解消

物流倉庫では搬送や仕分けなど倉庫内の作業以外にも、届いた荷物をトラックから下ろす作業とこれから発送する荷物をトラックに載せる作業という倉庫外のトラック作業もあります。そして、トラックは物流倉庫に着いてもすぐにまた出発できるわけではなく、待機することが常習化しています。待機時間は4~5時間にも及ぶことがあり、さらには待機時間が休憩時間として扱われるケースや残業代が支払われていないケースもあるなど、様々な問題を抱えていました。

このような状況を改善すべく待機時間の原因となる以下の4つの業務の見直しが行われ、それぞれDX化されました。

・バースの予約、受付、誘導のシステム化
荷物の積み下ろしをする専用スペース「バース」の順番待ち緩和のため、予約、受付、誘導をシステム化しました。このことにより待機時間が半減されました。

・入場退場管理の自動化
物流倉庫に出入りするトラックは、守衛による厳しいチェックが一台一台行われていました。しかし、入退場の管理を自動化することでチェックにかかる時間が大幅に短縮されました。

・トラック到着と入出荷作業時間に合わせたピッキング
従来は、トラックが物流倉庫に到着してから荷積みする対象商品のピッキング作業を始めていましたが、倉庫管理システムを導入することにより、トラックの到着時間に合わせてあらかじめピッキング作業をするケースが増えています。到着時間までにピッキング作業を終えておくことにより、到着したらすぐに荷下ろし・荷積み作業に取りかかることができるので、トラックの待機時間を短縮されました。

・入出荷検品作業の手間削減
目視による検品は時間がかかりますが、ハンディターミナル の導入で誰でも簡単かつ確実にスムーズな検品ができるようになりました。

事例2:AGVで人手不足を解消

近年、物流業界で何かと話題にあがるAGV。
AGVとはAutomatic Guided Vehicleの略称で、無人搬送車のことを指します。AGVは物流倉庫内で人の代わりに製品を搬送し、作業における従業員の負担を軽減します。

AGV市場は急成長・急拡大していると言っても過言ではないでしょう。コロナ禍によるEC市場の活況や、リモートワークの普及に伴う生活様式の変化などで、実に多くの「モノ」が日々長距離を移動しています。物流倉庫は慢性的な人手不足なうえに限られた労働力で多くの作業をこなさなくてはならないので、発送までの時間がかかる→サービスの質が低下するという悪循環が起こっていました。しかし、AGVの導入により人手不足は改善され、作業効率が改善されたことによりEC市場において質の高いサービスが提供できるようになりました。作業の無人化という意味では、ドローン活用による配送業務も現実化しつつあるので、AGVの普及と併せて今後ますます物流業界のDX化が進むでしょう。

AGV導入のメリット

AGV導入の最大のメリットは、いうまでもなく人員削減によるコストダウンと労働環境の改善です。まずコストダウンですが、物流倉庫における作業は重労働が多いので、人によって作業効率にバラつきがあったり、時間がかかってしまったりすることがあります。しかし、AGVは機械なので当たり前ですが疲れを知らず、一定の効率で確実に作業を進めてくれます。

労働環境の改善としては、これまで人が行なっていた搬送や仕分けなどの作業は、肉体的にも負担が大きく一定の人為的ミスも発生していました。しかし、AGVの導入により肉体的負担が軽減されたことで従業員の健康が守られるだけではなく、離職率の低下にも効果があらわれています。

2022年最新AGV導入事例

国内アパレル大手の株式会社アダストリアは、この秋自社のEC物流倉庫を全面的にリニューアルしました。

アダストリアは成長戦略の1つに「自社ECの成長加速と楽しいコミュニティ化」を掲げていることもあり、近年のEC市場の急拡大を受けて物流業務の効率化に注力しています。

今回のリニューアルでは出荷業務の効率化とスタッフの作業負荷低減による働きやすさの実現を目的に、EC物流センターにAGV120台、POD(移動棚)1400台をはじめとするマテハン機器を導入し、1日あたりの出荷可能件数は従前の最大1万9000件から最大3万4000件に増加されました。

一方で、全ての作業を無人化しようとするのではなく、割れ物の梱包やギフトラッピングなどは人の手を介するようにするなどAGVが人の代わりとなるのではなく、どちらのメリットも生かしながらAGVと人の共存がはかられています。

参照:
https://netshop.impress.co.jp/node/10114

その他のAGV導入事例


家具小売の大手のニトリは、機械メーカーのオカムラが提唱する「ロボットストレージシステム」を導入し、物流倉庫の自動化をリードしてきた会社の一つです。物流業界の大手企業であるヤマト運輸や日通なども、AGVを活用した次世代型物流倉庫の実証実験を推進してきました。

2020年2月には、三井不動産によって完全自動化物流倉庫のショールームが千葉県船橋市に開設されました。さらに2020年6月、新型コロナウイルスの流行をきっかけとして、AGVによる物流倉庫の自動化の検討が国内企業で進んでいることをフジテレビが報道しました。”3密対策”の一環として、物流倉庫の自動化が急速に進んでいるというわけです。

コロナ禍でも物流を止めるな!ベンチャーが開発した“3密対策ロボット”が巨大倉庫で活躍(FNNプライムオンライン)

フロアエージェントは倉庫の自動化を計画する物流企業から、コンクリート床の施工のお問い合わせを数多くいただいています。実は、AGVによる物流倉庫の自動化ではコンクリート床の改善が必要不可欠なのです。

AGVを活用した物流倉庫のロボット化で必要なこと

AGVが注目される以前、物流倉庫のロボット化といえば、ロボットの生産性向上や人的労働の省力化、稼働コストの削減が取り上げられることが多かったと思います。私自身、ロボットがどのようにして倉庫内の搬入出を担うとかとても気になります。

一方、AGVの導入という観点から物流倉庫の自動化を見直すと、重要なことがあります。それは「コンクリート床の精度」です。

物流ロボット

例えば、上記の画像は「自動お掃除ロボット」のように見えますが、これも物流倉庫の自動化を担うAGVの一種です。自走して荷物を運搬するこのロボットは、コンクリート床のひび割れや不陸によって衝撃や振動によるダメージが蓄積されます。耐久性にコンクリート床の精度が影響するということです。

物流倉庫をAGVで自動化しようとする企業にとって、コンクリート床の精度はコスト削減や安定稼働に影響する課題。そのため、従来より格段に精密なレベル調査にもとづいて計画されたコンクリート床の不陸調整が求められています。具体的には、3mにつき±7mm以下が基準とされていた床レベル精度を±3〜5mm以下に抑えることが必要です。平滑な床は、自動化された次世代型物流倉庫の採算性や信頼性の向上に貢献するといえるでしょう。

また、新設のコンクリート床は、AGVにより摩耗・ひび割れの促進が懸念されています。ロボットほぼ同じルートを一糸乱れず精確に走行するため、コンクリート床に急激な劣化が引き起こされるということです。つまり、AGVによる物流倉庫の自動化では、従来に比べて格段に平滑なコンクリート床が、容易には劣化しない緻密さを兼ね備えている必要があるのです。

フロアエージェントでは30cm間隔のレベル調査を行います。

昨今、弊社は、物流倉庫のAGVによる自動化を見据えるお客様より、コンクリート床の改善の準備として、高水準のレベル調査をご依頼いただいています。このような弊社へのご依頼がとても多いことから、物流倉庫の自動化のニーズの高まりを現場で感じているところです。

一般的なレベル調査は1m間隔です。一方、AGVによる自動化を進める準備では30cm間隔でレベル調査をご依頼いただいています。30cmより小さな間隔で、超高精度の不陸調整のご依頼をいただくこともあります。

コンクリート床のレベル調査報告書は、施工内容を検討するための重要な資料です。レベル調査報告書は、コンクリート床の施工時の要求品質や予算組みを左右する基準の一つとされています。下記に掲載したヒートマップは、当社が30cm間隔でレベル調査を行なったとき、報告書で使用されたものです。

ヒートマップを活用すれば、コンクリート床の異常な勾配が一目瞭然です。具体的な数値で勾配を把握するため、不陸のプラスマイナスを数値で表した「床レベル表」も報告書で使用しています。

床レベル精度

フロアエージェントは、ビジュアルと数値の両面から床レベルの基準を明らかにし、効果的な不陸調整の計画をご提案しています。

AGVによる自動化が予定されるコンクリート床をワンストップで施工

再振動締固めやレーザースクリードなど機械化施工を活用することでハイスペックのコンクリート床を実現する「LCS工法」や、研磨と表面強化剤によるコンクリート床の機能性向上は、フロアエージェントが独自のブラッシュアップを重ねてきた技術です。これらを活用すれば、AGVの走行によるコンクリート床の摩耗やクラックを防ぎ、自動化された物流倉庫の生産性の維持を期待できます。

物流倉庫のコンクリート工事を高精度で実現するLCS工法!ワンストップでお任せいただくメリットとは?

緻密で平滑なコンクリート床がさらに求められる時代に

コンクリート床の仕上がり例

ここまでお伝えしてきた通り、今後、物流倉庫のコンクリート床においては、今まで以上に緻密で平滑な施工が求められています。そのため、以前から弊社は技術のブラッシュアップを重ねてきました。


上の画像は、弊社がアメリカから日本で初めて仕入れた研磨機械です。毎年、アメリカで行われるワールドコンクリートショーに足を運び、世界のコンクリート床施工事情に触れ、他社より先にや最新の施工機械や技術を導入してきました。日本での施工に合う機械を積極的に毎年導入しています。

「月刊建築仕上技術」誌に弊社工法が掲載されました

土間コンクリート工事、セルフレベリング、そして研磨まで

フロアエージェントは、物流倉庫の自動化に必要とされる高い耐久性と精度を兼ね備えたコンクリート床を、計画段階からワンストップで施工可能です。確かな体制には、多数のお客様からご信頼を寄せていただいています。

LCS工法の他にも、AGVが走行する物流倉庫で活用できる工法をご提案しています。例えば、セルフレベリング工法を活用すれば、コンクリート床の表面を金鏝仕上げ以上の平滑さに仕上げられます。下記に掲載した画像は、セルフレベリング工法によるコンクリート床施工のビフォーアフター写真です。研磨を加えることで、より強固で緻密な表面としました。

機械化施工によるLCS工法、研磨工事、表面強化材、そしてセルフレベリング工法など、お客様のお悩みを解決するご提案がフロアエージェントの強みです。

AGVによる物流倉庫の自動化の計画に必要な高水準のレベル調査や、緻密かつ平滑で耐久性の高いコンクリート床を必要とされる企業様は是非弊社にご連絡ください。

「月刊建築仕上技術」誌に弊社工法が掲載されました

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