コンクリートの躯体をいきなり斫ると斫り機のインパクトによって躯体に亀裂が生じてしまい、耐久性能を損ねてしまう可能性があります。

コンクリートの斫りたい箇所を斫り機でそのまま斫ると、斫り機の衝撃で健全層まで傷つけてしまう可能性が高くなります

躯体を傷つけてコンクリートの内部まで破損してしまうと補修を行わなくてはならず、健全層が破損することは避けなければなりません。

このようなことが起きないように、事前にコンクリートカッターやグルービング機を使ってハツリの深さまでカッターを入れ、亀裂を誘発します。

斫りたい箇所にカッターで溝を付けた後に斫ると溝に斫り時の衝撃が吸収され健全層が傷つく可能性を軽減できる

深さ20-50mm程度の溝を付けていくことでコンクリートを斫る際にひび割れのリスクを軽減することができます。

斫り時のインパクトが溝に吸収されるので健全層にヒビが入らなくなり、亀裂を抑制することができるのです。

斫り後はコンクリート表面を研磨して整えていきます。グルービングをすることにより、躯体へのダメージを軽減させ耐久性を向上させます。

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