建築ではJISのような3m以内±7mm以下という基準はありますが、データセンターなどではFナンバーシステムなどの世界基準を採用する場合もあります。
専用計測器を走行させ、床の高低差やうねりを連続的に取得します。人の感覚では見落としやすい微細な不陸も、数値として把握できるのが特長です。
ラック設置エリア、搬入動線、重要設備の周辺など、必要な範囲を事前に決めたうえで調査を行うことで、引渡し後に問題化しやすい箇所を可視化しやすくなります。
データセンタースラブ工法は、新築データセンターの土間コンクリート打設に対し、機械化施工(LCS工法)による床精度づくりと、表面強化材塗布、必要に応じた床洗浄までを一貫して行うフロアエージェントの施工提案です。
AI/GPUラックやフリーアクセス床を支える床には、構造上の強度だけでなく、不陸を抑えた平坦性、摩耗による発塵を抑える表面性能、帯電抑制への配慮が求められます。
サーバーラックを直置きする際の耐久性や、自走ロボットの走路条件に適した平坦性を確保するコンクリート均しから、押さえ仕上げ、研磨、塗床、カッター、最終洗浄にいたるまで打設から最終引き渡しまで責任をもって施工いたします。
また、データセンター特有の帯電・発塵抑制まで網羅されているので一社完結にてご用命いただけます。
レーザースクリードを用いてコンクリートを均し、広い床面のレベル精度を整えます。データセンターでは、サーバーラックやフリーアクセス床の下地となるため、均された床面を初期段階からつくることが重要です。
再振動締め固めにより、コンクリート内部の気泡を抜き、ひび割れの原因となる水ミチを除去することで密実な状態を作ります。これが長期耐久性を向上させる重要工程と位置付けています。
騎乗式トロウェルによる円盤掛けで床表面の微細な不陸を修正し、ムラのない均一な仕上がりをつくります。この不陸修正によって、平坦・平滑な床面が形成されサーバーラックの傾きやフォークリフトやAGVなどのガタつきを大幅に抑制します。
金鏝仕上げ後、すぐに散水およびシート敷設を行い、養生のタイミングを管理します。急激な乾燥を抑え、初期ひび割れを抑制しながら、床品質の安定につなげます。
強化材の前に粉塵の原因となるレイタンスを極限まで除去し、データセンターで大敵となる発塵の根本を抑えるレジン研磨を施工します。特にコンクリート素地の場合のレイタンス除去は発塵に大きな影響を与えるため、研磨形成が必要となります。
データセンターの表面強化剤は、発塵性に大きな影響を与えるため、施工時に浸透環境を整え、散布することで発塵を大幅に抑制します。弊社推奨ではリチウム系の表面強化剤を選定し、施工させていただいております。
また、塗床においては、高性能エポキシ樹脂塗床材などを推奨しており、こちらに帯電防止性を付与されたものとし、施工させていただきます。
データセンター床において必要に応じて行うカッター工事の際はコンクリート仕上げ後の翌日に行うソフカット工法を推奨しております。仕上げ後早期に発生する初期ひび割れを抑制しあらかじめクラックコントロールしておくことで、余計なひび割れを発生させずに済みます。
また、必要に応じた目地注入工事も対応します。床の運用条件や上載物を踏まえ、後工程まで見据えて提案します。
目地注入工事は追従性のあるポリウレア系を選定させていただき施工いたします。ただし、あらかじめ目地注入材を選定されている場合はその材料にて施工することも可能です。
引渡し前には床面の汚れや微細な粉塵を除去し、機器搬入前の状態を整えます。施工して終わりではなく、データセンター運用前の床環境づくりまで対応可能です。

建築ではJISのような3m以内±7mm以下という基準はありますが、データセンターなどではFナンバーシステムなどの世界基準を採用する場合もあります。
専用計測器を走行させ、床の高低差やうねりを連続的に取得します。人の感覚では見落としやすい微細な不陸も、数値として把握できるのが特長です。
ラック設置エリア、搬入動線、重要設備の周辺など、必要な範囲を事前に決めたうえで調査を行うことで、引渡し後に問題化しやすい箇所を可視化しやすくなります。

取得したデータはヒートマップや断面グラフとして出力できます。床全体のどこが高く、どこが低いのかを面で把握できるため、是正の要否や重点箇所の判断にも役立ちます。
施工結果の共有資料としても使いやすく、発注者・設計者・施工関係者の間で床精度の認識を合わせやすくなります。
リバイブスクリード
自社開発のEV式レーザースクリードです。バッテリー駆動のため排気や燃料管理の負担を抑えやすく、屋内施工との相性にも配慮できます。5点荷重化により点荷重を47kg/点まで抑えており、鉄筋やフェローデッキへのダメージを抑えながら施工しやすい点を強く訴求できる機械です。レーザーレベルの測定誤差も50mで0.6mmまで改善しており、床精度向上に寄与します。
MS550
Masterscreed社の大型スクリードマシンです。エンジン駆動・4WD・リモコン操作に対応し、大面積を安定して施工したい現場で力を発揮します。均し幅と施工速度を確保しやすく、打設量の大きい計画で床全体のレベルをそろえたい場合に有効です。
ミニスクリードC
Somero社の小型レーザーコントロールスクリードです。上層階や中小面積、取り回しが求められるエリアでも使いやすく、機械施工の再現性を確保しながら細かな区画へ対応しやすいのが特長です。狭小部や分割打設でも品質をそろえやすくなります。
| 機械 | 駆動方式 | ブレード幅 | 重量 | 特記事項 |
|---|---|---|---|---|
| リバイブスクリード | EV式(バッテリー駆動) | 2.5m | 235kg(5点荷重・47kg/点) | 鉄筋・デッキへのダメージを抑えやすい。測定誤差50mで0.6mm。 |
| MS550 | エンジン式・4WD・リモコン操作 | 約2.8m | 約575kg | 大面積向けの大型機。均一なレベル管理に適する。 |
| ミニスクリードC | エンジン式(Honda GX270) | 約2.0〜2.1m | 約248kg | 小回りが利き、上層階や中小面積に対応しやすい。 |

ブリーディング時に再振動締固めを行うためのEV式機械です。従来のエンジン式と比較して締固め加速度が3倍まで向上しており、床全体へ均一な振動を与えやすくなっています。
その結果、気泡や空隙の除去効率を高めやすく、ひび割れ抑制や表層品質の安定化に寄与します。データセンターのように床スラブ全体の再現性が重視される現場で有効です。

再振動工法は、コンクリート打設時の通常締固めに加え、ブリーディング(水浮き)が発生するタイミングで再度振動を与え、内部に残る水ミチ・気泡・空隙を除去する工法です。
フロアエージェントでは、従来のエンジン式タンパーと比べて3倍の締固め加速度が得られるバッテリー駆動式リバイブタンパーを採用しています。密実なコンクリート床を形成し、初期ひび割れの抑制と長期耐久性の向上を図ります。
図説:EVリバイブタンパーにより生コン内部の水ミチ・エアを除去する様子
EV式は排気ガスを出さず、屋内施工や環境配慮が求められる現場でも使いやすい騎乗式トロウェルです。床表面を緻密に締めながら、不陸を抑えた仕上がりを目指します。
エンジン式は大面積施工で使用実績の多い騎乗式トロウェルです。現場条件や施工面積に応じて機械を使い分け、安定した円盤掛け不陸修正を行います。

データセンターの床では、サーバーラックや高密度機器を安定して支えるため、仕上げ時の微細な不陸を抑えることが重要です。騎乗式トロウェルの円盤掛けは、床表面を広い面で均しながら締め固め、平坦・平滑な床面づくりに貢献します。
ハンドトロウェルだけに頼らず、騎乗式トロウェルの荷重と回転を活用することで、面としての仕上がりを整えやすくなります。直置きラックや搬入動線、自走ロボット走行にも配慮した、データセンターに適した床仕上げを目指します。
ハスクバーナ DURATIQ8(EV式)
800mmの作業幅を持つ遊星回転式の大型研磨機です。大面積のコンクリート床に対して、既存表層の調整やレイタンス除去、表面の均一化を効率よく進めやすい機種です。重量が大きく、安定した研磨圧をかけやすいため、広いデータセンター床でも再現性を確保しやすくなります。
参考仕様:動力 3相230V/400V、作業幅 800mm、重量 約499〜574kg
LAVINA 20GE(プロパン式)
20インチクラスのLAVINAシリーズ研磨機です。比較的小回りが利きやすく、細かな区画や部分的な表層調整、下地処理にも対応しやすい機種として位置付けられます。用途に応じて大型機と使い分けることで、面積と細部の両面から研磨品質を整えます。
参考仕様:20インチクラス、用途はコンクリート研磨・下地処理・塗膜除去。詳細仕様は採用機種に応じて確認。
床スラブの求める性能は、耐摩耗性、防塵性、帯電抑制性、メンテナンス性などによって異なります。フロアエージェントでは、ABC商会の正規施工店として以下の材料をはじめ、要求仕様に合わせた材料選定と施工を行います。
データセンター専用の表面強化材です。コンクリート本来の風合いや導電性を活かしながら、耐摩耗性・防塵性・帯電抑制性を付与しやすい点が特長です。直置きスラブ床やデータセンター計画との相性が良い候補材料です。
ケイ酸ナトリウム系のコンクリート表面強化材です。コンクリート表面を硬く緻密にし、耐摩耗性向上と防塵性の確保を図ります。清掃性も高めやすく、一般的な硬質床向けの基本材料として検討しやすい製品です。
ケイ酸リチウム系の表面強化材です。より硬く緻密な表面改質を図りやすく、ライン塗料との接着性にも配慮されています。余剰分の拭き取り工程が不要で、廃水が発生しにくい点も計画によってはメリットになります。
コンクリート内部に浸透し、表層を緻密化して防塵性・耐摩耗性を高める浸透型の表面強化材です。素地感を活かしながら床性能を底上げしたい場合の候補になります。
AI・GPU対応などでラックの高密度化・高荷重化が進む中、床下空間を前提とした構成よりも、重量物をコンクリートスラブで直接支えるシンプルな構成が選ばれる場面が増えています。床構成を簡素化しやすく、配線・冷却計画も上部配管や別方式で組み立てやすいためです。
① 土間施工
② 養生
③ 表面強化材塗布
④ 清掃引き渡し前まで責任をもって対応いたします。
フロアエージェントが全工程を一貫して担当することで、工程間の引継ぎロスを減らし、データセンターに求められる床品質をまとめて管理しやすくなります。
データセンタースラブ工法のメリットは、床の精度、表面性能、引渡し品質を分断せずに整えられることです。
1. 床の平坦性・平滑性を高めやすい
LCS工法により、大面積の土間コンクリートでも床レベルを管理しやすく、ラックやフリーアクセス床を支える下地として適した床面づくりにつながります。
2. 床表面の耐久性を高め、発塵を抑えやすい表面強化材塗布または塗床工事により、床表面の摩耗や粉化を抑え、防塵性・耐摩耗性を高める提案が可能です。
3. 帯電抑制仕様まで検討しやすい帯電抑制が必要な区画では、導電性・帯電抑制に配慮した床材や塗床仕様の検討が必要です。要求性能や測定条件は、材料メーカー資料と設計仕様を確認したうえで決定します。
4. 土間打設から仕上げ洗浄まで一貫対応できる床づくりを複数工程に分けず、土間打設、表面処理、洗浄まで一貫して相談できるため、ゼネコンやデータセンターオーナーにとって工程調整がしやすくなります。
データセンタースラブ工法は、新築データセンターを中心に、床精度・防塵性・耐久性・帯電抑制への配慮が必要な床に向いています。
コンクリートの打設を開始し、初期の締固めを行います。現場条件や気温、施工速度によっては、凝結遅延剤フィックスガードを用いて作業性を整え、安定した仕上がりにつなげます。

レーザースクリードでコンクリートを敷き均し、広い床面のレベル精度を整えます。データセンター床の平坦性を左右する重要な工程です。

再振動締め固めにより、生コン内部の気泡を抜き、コンクリートをより密実な状態へ近づけます。ひび割れ抑制や耐久性向上に関わる工程です。

騎乗式トロウェルで床面を整え、不陸を修正します。均一な床面をつくり、後の仕上げ工程へつなげる役割があります。

細部や機械では届きにくい部分をハンドトロウェルで整え、金鏝仕上げを行います。床面の見え方や均一性を高めるための工程です。

一般的なフレスノ仕上げとして、表面をなめらかに整えるためにフレスノ掛けを行います。仕上がり面の平滑性や見た目に関わる工程です。

仕上げ後は散水とポリフィルム養生を行い、急激な乾燥を防ぎます。養生は初期ひび割れ抑制と床品質の安定に関わる重要工程です。

養生後はポリッシャー掛けにより、表面のレイタンスを除去します。後工程の表面強化材塗布や仕上がり品質を安定させるための工程です。

ポリッシャー掛け後に発生した粉じんや、工期中にたまった塵を清掃します。清浄な床面を整え、表面強化材塗布へ進みます。

清掃後の床面に表面強化材を塗布し、発塵抑制や耐摩耗性向上を図ります。データセンター用途に合わせた床表面づくりの中心工程です。

引渡し前には強力洗浄を行い、表面強化材施工後の余剰成分や工期中の汚れ、残留粉じんを除去します。設備搬入前の床面を整える最終工程です。

床面の仕上がり、清浄性、施工範囲を確認し、引渡しを行います。データセンターの次工程や設備搬入に向けた状態へ整えて完了です。
新築データセンターの床スラブに、平坦性・耐久性・防塵性・帯電抑制まで見据えた施工を検討している方は、フロアエージェントへご相談ください。