アンティーク・モルタルが目指すのは、無機質な素材の中に、長い年月を経て使い込まれたような「温もり」と「ストーリー」を宿らせる空間です。
モルタル調の本来のマットな質感を基調としながらも、アンティークな風合いをもち、空間に心地よい緊張感と安らぎを同時に創出します。ミニマルな空間には、その素材感が際立つ「静寂」を。インダストリアルな空間には、力強いコテ跡による「躍動」を与えます。
設計者様が意図する空間の温度感に合わせて、素材そのものの呼吸をコントロールし、空間の質を引き上げることが可能です。
- HOME
- アンティーク・モルタル
アンティーク・モルタル

アンティーク・モルタルの施工
私たちフロアエージェントは、アンティーク・モルタルの施工が認められた認定施工店です。当社は東京を拠点に、関東・東海・関西・九州地方の都市を中心とした形で全国において施工させて頂いております。アンティーク・モルタルは、カラーバリエーションが豊富でテクスチャーや模様の濃淡も細かく調整することが可能となるため、事前の打ち合わせからサンプル制作および、施工まで一貫して責任を持って施工いたします。それがユーザー様にとって唯一無二の床、壁、天井になると考え、弊社が責任を持って施工いたします。
また職人のひと鏝ひと鏝が仕上げの決め手となり、ベーシックな塗り仕上げから年季の入った表情まで、どのような場所や形においても、その空間の価値を最大限に引き出すことが可能です。
発注者様が描く理想の空間、その計画や意匠の意図を深く読み解き、一塗りごとに命を吹き込んでいく、それは私達の最大のミッションと同時に、大きな喜びとなります。私達は施工して終わりではなく、長年その現場やお客さまとお付き合いしていくつもりで施工しているので、是非アンティーク・モルタルを長く愛用して頂けますよう、材料選定からお見積、施工のご依頼、その他お問い合わせなどありましたら、お気軽にご連絡下さい。
左官仕上げでアンティークな風合いを

カラーチャートの制作も承ります
青みを含んだクールな都会的グレーから、土の温もりを感じさせる暖色系のベージュグレーまで、私たちはお客さまの要望に合わせてオリジナルのカラーを調合します。
既存のカラーチップから選ぶのではなく、空間を構成する木材、石材、ファブリックの色味を考慮し、それらが最も美しく調和する色温度を追求し、単なる色合わせではなく、そこに「空気感」までもが定着するように、必要であれば数パターンの調色と表面仕上げのサンプルを作成し、設計者様のこだわりが納得のいく形で着地するまで徹底的に寄り添います。
アンティーク・モルタルの風合いは、光の当たり方や周囲の素材との相性で表情が大きく変わるものです。「イメージしていた色と少し違う」という間違いをなくすため、オーダーメイドのサンプル制作も承ります。
単なる色合わせにとどまらず、エイジング加工による独特の色ムラや、クラックの加減、表面の質感まで、職人が一点ずつ手作業で表現いたします。お好みの写真や図面を元に、世界に一つだけのニュアンスを具現化し、施工後の「理想の仕上がり」を事前にご確認いただけます。設計者様のこだわりを再現する質感を、ぜひお手元で体感してください。

金鏝押さえ(テクスチャ有)

本磨き仕上げ

土壁風仕上げ

掻き落とし仕上げ

アンティーク・モルタルの特徴

モルタルの素材感をベースに、左官職人の手仕事によって空間に深みのある表情を与えることが可能な仕上げ材です。施工のやりかたにより、光の当たり方や視距離によってムラや陰影の見え方が変わり、単調になりがちな面に奥行きを持たせる表現も可能となります。
また、高い意匠性に加え、日常使用に耐える耐久性・維持管理性を確保しやすい点も特徴です。
採用部位(壁・床・什器)や運用条件(水濡れ、清掃頻度、接触の多さ等)に応じた様々な場所での施工が可能です。
左官仕上げにより光の演出を

左官仕上げは、光との対話も重要です。アンティーク・モルタルは仕上げによって、照明計画との相乗効果を最大限に引き出すことも可能です。自然光が斜めに差し込む壁面、あるいは間接照明で照らされるカウンター下など、設計図書から光の動きを読み取り、光を「溜める場所」と「逃がす場所」をコテの角度一つで作り分けます。
計算された凹凸やテクスチャは、朝昼晩の光の変化に応じて異なる表情を見せ、静止した壁面に時を刻むような奥行きを与えます。設計者様が描くライティングの美しさを最も美しく反射、あるいは吸収するような施工を施します。
施工時のカラーと配合表をデータ化

施工時に使用した色味や仕上げの出し方は、当社で独自の「配合表」として記録し、データとして管理しています。
そのため、たとえばコーポレートカラーに合わせて仕上げた壁面も、別の部屋や別現場で同じトーン・同じ雰囲気に合わせて再現できます。追加工事や増築、店舗展開の際も、仕上がりのイメージを揃えやすいのが特長です。
サンプル・モックアップの作成

フロアエージェントでは、サンプル作成を重視しています。A3サイズ程度の板サンプルはもちろん、必要に応じて現場と同じ下地・光環境でのモックアップ施工も行います。
実際にその場所で、その光の下でどう見えるか。色の沈み方やムラの出方を事前に確認することで、設計者様、施主様との合意形成をスムーズにし、施工後の「イメージ違い」を限りなく無くすようにします。このプロセスこそが、アンティーク・モルタルの仕上がりを長く味わって頂ける秘訣となります。
アンティーク・モルタルは職人の仕上げで完成します

左官の仕上げにおいて「磨き」は素材に物語を与える重要な工程です。
当日の気温、湿度から乾燥のタイミングを見極め、何度も何度もコテを走らせることで、表面の密度を極限まで高めていきます。このプロセスを経て、シルクのような滑らかさや、大理石のような奥深い光沢を纏った仕上げなど、様々な表現が可能となります。指先で触れた瞬間に伝わるしっとりとした質感は、時に荒々しさと繊細さが同居して、ハイエンドな店舗やラグジュアリーな住宅においても確かな存在感を発揮します。
設計者のこだわりを実現する施工体制

どれほど優れた設計図があっても、それを現場で具現化する「手」がなければ、意図は形になりません。
フロアエージェントは認定施工店として、アンティーク・モルタルの特性を熟知し、高い技術を共有する専属の左官技能集団を編成しています。
単なる「作業員」ではなく、設計者様の意図を翻訳し、現場で最適解を導き出す「技術者」です。事前の技術的な打ち合わせから、下地の診断、現場での細やかな調整、そしてお引き渡し後のメンテナンスに至るまで、現場でのご相談も可能です。
VE案にも最適

現代の設計において、リノベーションの重要性は高まり続けています。
アンティーク・モルタルは、その薄塗りで強靭な特性により、既存のタイルや石材、合板といった多様な下地に対して驚異的な密着力を発揮します。これにより、多額のコストがかかる「全面解体」という選択肢を回避し、既存の骨組みを活かしたまま、空間の表情を一変させることができます。
フロアエージェントでは、コストと高い意匠性を両立させる、戦略的なVE、バリューエンジニアリング案としてのご提案も可能です。
メンテナンスも責任対応

左官仕上げにおける最大の懸念点である「汚れ」や「摩耗」。アンティーク・モルタルは、意匠性と同じ比重で耐久性を追求しています。
また用途に応じた施工を行い、カフェの床や洗面台といった水回り、さらには土足の重歩行エリアでも安心して採用いただけるよう仕上げます。
日常のお手入れはシンプルでありながら、時間が経つほどに表面の風合いが馴染み、使い込まれたアンティークな美しさが深まっていく。それを「劣化」ではなく「エイジング」として楽しめる施工を行います。
また、仮に大きなひび割れなどメンテナンスが必要な場合は、施工後でもフロアエージェントが責任を持って対応いたします。
お見積はフロアエージェントまで
アンティーク・モルタルは、仕上がりが施工条件に左右されるため、認定代理店であるフロアエージェントからさまざまなご提案もさせて頂きます。窓口を一貫させることで、最善の仕上がりを保証し、さらにアフターフォローも万全の体制を維持しています。
価格は一律の面積単価ではなく、面積・下地状態・形状・仕上げの仕様・磨きの有無・施工条件で変動します。見積は、含まれる範囲は下地処理、塗付け、仕上げ、納期対応等を考慮して、お見積は最短中1日でお出しします。お見積、ご質問は、お気軽にお問い合わせ下さい。
施工事例
壁/床/什器、店舗・オフィス・住宅など用途により仕上げの方向性が変わります。ホームページ掲載事例に加え、ご相談内容に近いテイストの事例を掲載します。色・パターン選定の判断材料として活用下さい。

店舗の床と木ルーバーのカウンターや淡い壁の質感と調和し、光の当たり方でわずかな陰影が出ることで、空間全体がやわらかく見えるのが特長です。床として意匠性と実用性の両立を狙いたい設計に向きます。
継ぎ目のないシームレスな床が什器や家具の存在感を鮮やかに引き立て、写真のようなミニマルな内装とも非常に相性が良いだけでなく、さらに艶やテクスチャといった仕上げのニュアンスを設計者の意図に合わせて自在に調整できる柔軟性も備えています。

この事例は、アンティークモルタルの質感を活かしたカウンターです。
間接照明で陰影を立ち上げ、光が当たる角度で表情が変わります。受付・エントランスのような場所に効果的です。
照明計画と組み合わせることで、陰影によって立体的な空間を成立させるだけでなく、継ぎ目を目立たせにくい面づくりによって素材感を連続させ、空間全体を上品にまとめやすいほか、表面のテクスチャを工夫することで、ブランド固有のストーリーを緻密に再現できます。

白を基調としたマットな左官仕上げでまとめました。曲面の壁とダウンライトの柔らかな光が相まって、塗装では出にくいわずかな陰影と奥行きが生まれています。会議室や役員室など、機能性を保ちながら空間の品位を上げたい場所に適しています。
大きな壁面においても素材感のある「上質な白」をつくり出すことで空間を清潔に見せ、照明に反応して生まれる陰影が無機質になりがちな空間に豊かな温度感を与えるだけでなく、モニター開口や曲面といった複雑な造作とも相性が良く、建築要素の美しさを鮮やかに引き立てます。

壁をグレー(中央面)とイエロー(右・天井側)の2トーンで使い分け、会議に集中できる空間と個性を両立させています。グレー面はマットで落ち着いた陰影をつくり、スポット照明で表情が自然に立ち上がります。
イエロー面は壁全体を明るく見せながら、塗装では出にくい左官ならではの質感が部屋の温度感を上げています。
モニターや家具が主役となる会議室の空間を際立たせることができるほか、イエローなどの企業イメージやブランドカラーを取り入れることで、来客者の印象に残る空間作りが可能です。

写真奥のグレーの壁面と戸棚は落ち着いたマットグレーで仕上げ、オフィス空間に上質感を与えています。天井はコンクリート、照明は黒のダクトレールとペンダントという硬質な要素が多い構成ですが、アンティークモルタルの微細なムラと陰影が加わることで、空間が冷たくなり過ぎず、集中できる雰囲気に整っています。木のデスクやブラックのOA機器とも相性が良く、素材のバランスが取りやすい仕上げ方法です。

この写真のテーブル天板は、アンティーク・モルタルを用いてモルタル調の質感を什器に落とし込んだ事例です。均一すぎない微細なムラと、マットな落ち着きが特徴で、ブラックのチェアやガラス面など硬質な要素と組み合わせても、空間がやわらかな雰囲気にまとまります。会議室やラウンジのように、触れる距離で素材感が伝わる場所ほど効果的です。

アンティークモルタルを外装仕上げとして用い、モルタル調の落ち着いた質感で建物全体の佇まいを表現しました。木の柱や深い軒、周囲の緑といった自然素材と相性が良く、日差しや木漏れ日が当たることで、左官ならではの微細な陰影が外壁に表情を与えています。塗装のように均一になり過ぎず、時間帯の光によって見え方が変わる点が特徴です。

この空間は、アンティークモルタルを壁から天井まで連続させ、木の家具と床材の温かみを引き立てる“静かな背景”として仕上げています。白を基調としながらも、左官ならではの陰影があり、ダウンライトの光を受けて面に奥行きが生まれています。大きな吹き抜け空間でも単調にならず、レストランやラウンジなど「滞在時間の長い場所」でその表現力が効いてきます。
アンティーク・モルタルの施工はお任せ下さい
建設業界を取り巻く環境は常に変化していますが、人の心に響く「本物の質感」を求める声は変わりません。
アンティーク・モルタルは、伝統的な左官技術に現代の最新技術を掛け合わせ、現代に適合したクオリティに応える左官材です。
国産故の工期の管理、安定した価格設定、そして確かな施工技術。私たちは設計者様の良き伴走者として、フロアエージェントでは、唯一無二の空間づくりをお約束します。

Q&A
- Q1. アンティークモルタルの施工は「材工(材料+施工)」ですか?
- A. はい、基本は材工です。アンティークモルタルは左官仕上げのため、色・ムラ・艶などの印象が施工条件で変わります。材料と施工を一括で管理することで品質を安定させやすくなります。
- Q2. 価格はいくらですか?(㎡単価はありますか)
- A. 価格は一律の㎡単価ではなく、面積・下地状態・形状・仕上げパターン(磨きの有無)・施工条件で変動します。概算は「部位・面積・下地写真・希望の仕上げ・希望の工期」を共有いただくと価格見積を出しやすくなります。
- Q3. 工期は何日かかりますか?
- A. 目安は2〜10日程度です。下地処理の量、乾燥条件、磨き工程の有無、他工種との取り合いで前後します。引渡し日が決まっている場合は、図面段階から工程を組むと工期を確定しやすいです。
- Q4. 色は選べますか?調色できますか?
- A. はい、色は選択・調色が可能です。仕上がりは照明や周辺素材で見え方が変わるため、当社ではサンプル制作で色味・艶を確認し、完成イメージを固めてから施工に入ります。
- Q5. 「仕上げパターン」は選べますか?
- A. はい、選べます。金鏝・土壁風・磨き仕上げ・掻き落としなど複数の左官仕上げパターンがあります。壁・床・什器など部位や照明条件に合わせて仕上がりを提案します。
- Q6. 事前打合せは可能ですか?
- A. 可能です。高意匠左官仕上げはムラ・艶・陰影の事前共有が重要です。施工前に、仕上げ方向性、見切り・目地、下地条件、工程を整理し必要に応じて見本を作成して進めます。
- Q7. サンプル・モックアップは作れますか?
- A. 作れます。小サンプルで色と表情の方向性を絞り、必要に応じてモックアップで実際の照明・周辺素材で確認します。許容範囲を決めてから施工することで、完成後の認識差を減らせます。
- Q8. 床・什器に施工できますか?
- A. 施工可能です。床・天板・什器は摩耗や汚れを考慮した仕様設計が重要です。水回りや火気周りは条件を打合せて、適用可否と仕様(防水等)を確認してご提案します。
- Q9. 下地は石膏ボード(PB)にも施工できますか?
- A. 下地は「健全で動かない」ことが条件です。PBにも施工可能ですが、目地・ビス処理と剛性確保が重要です。既存塗装などの上は撤去・研削が必要な場合があるため、現地確認で判断します。
- Q10. ひび割れ(クラック)が出ますか?
- A. 下地や環境によって発生する可能性はあります。事前の下地確認と補修、納まり設計、乾燥管理でリスクを低減します。意匠として表情に取り込む場合も施工前に確認と提案を致します。
- Q11. 日常のお手入れはどうすればいいですか?
- A. 使用環境で変わります。引渡し時に推奨清掃(洗剤・道具・頻度)をご案内します。床は土足・台車など運用条件で仕様が変わるため採用前に利用形態を共有いただくと適切な提案が可能です。
- Q12. 部分補修(欠け・汚れ・クラック補修)はできますか?
- A. 可能です。小さなクラックなどはむしろアンティークな風合いとしてお楽しみ頂けますが、それでも補修が必要な場合は、フロアエージェントが責任を持って対応します。
- Q13. 施工対応エリアはどこですか?
- A. 日本全国対応します。まずは現場住所と希望工程をお知らせください。可能な進め方(現地確認/サンプル)をご案内します。
- Q14. 施工の見積・工期回答を早くするために必要な情報は?
- A. ①部位(壁/床/什器)②面積(㎡)③下地種別と現状写真④希望色・仕上げパターン(参考画像可)⑤希望工期/引渡し日があると迅速です。図面(展開・詳細)があると精度が上がります。
- Q15. 施工の依頼から完成までの流れは?
- A. 「問い合わせ → ヒアリング/下地確認 → サンプル(必要に応じてモックアップ)→ 見積 → 工程調整 → 施工 → 引渡し」です。図面段階から相談いただくと、納まり・工程・費用が安定しやすくなります。




