FAカチオンハード

特徴

■ 下地調整および素地仕上げ材として施工可能
■ 素地仕上げとしてコンクリート色に極限まで近づけ
経年に合わせ馴染む配合を実現
■ AGV対応床として耐摩耗性、耐衝撃性に優れ、
薄塗りおよび素地仕上げ材として施工可能
■ 流動性が高く平滑な仕上げに最適なコテ塗り併用型
■ 施工後4時間で歩行可能(20℃以上)
■ カッター目地充填材として使用可能
■ コンクリート雨打たれ面の補修可能※

用途

■ 工場、倉庫、駐車場、トラックバース、各種製造現場、
駐輪場、店舗や施設、改修リペア現場等の
耐荷重性、耐摩耗性、耐衝撃性の求められる床全般

※寒冷地での外部施工はご相談ください。
※外部施工では1度の塗厚は1~2㎜としてください。それ以上の厚みが必要な場合は、FAシーラー塗布後塗り重ねてください。

品番FAカチオンハード
荷姿17kg/袋
配合割合粉体17kg
3.5L
可使時間30分
塗厚2~10mm
施工面積2mm厚約5㎡
10mm厚約1㎡
試験項目試験結果品質基準試験方法
フロー値(㎝)22.819以上JIS A 6916
[建築用下地調整塗材]
CM-2による
単位容積質量(kg/L)2.03
軟度変化(%)60分後試験体硬化のため測定できず-20~20
耐ひび割れ性ひび割れの発生なしひび割れがない
耐衝撃性ひび割れ及び剥がれなしひび割れ及び剥がれがない
曲げ強さ
(N/㎟)
材齢1日6.09
材齢7日8.66
材齢28日12.85.0以上
圧縮強さ
(N/㎟)
材齢1日25.4
材齢7日39.9
材齢28日58.610.0以上
付着強さ
(N/㎟)
標準養生2.961.0以上
低温養生1.940.7以上
吸水量(g)1.92.0以下
透水量(mL/h)0.10.5以下
長さ変化率(%)0.0010.15以下
仕上げ材が複層仕上塗材の場合の耐久性(N/㎟)2.81
異常なし
1.0以上
割れ、膨れ及び剥がれがない
仕上げ材が陶磁器質タイルの場合の耐久性(N/㎟)2.440.6以上
※上記試験結果は、JIS規格に定められた条件下で得られた測定値です。

施工方法 コンクリート下地に施工する場合

下地清掃下地コンクリートの脆弱部分をポリッシャーや研削機を用いて除去し、
付着した汚れ、ホコリ等を取り除きます。水洗いした場合は必ず乾燥させてください。
FAシーラー原液塗布FAシーラー原液をたっぷりとムラの無いように塗布してください。
シーラーが乾燥していることを確認後、FAカチオンハードを施工してください。

FAシーラー塗布のポイント
■ジョウロ等でたっぷりと撒き、刷毛やブラシで下地になじませてから、余剰分をゴムレーキ等で
取り除いてください。刷毛やローラーのみでの施工では、仕上がり面に気泡がでる場合があります。
■吸水が激しい下地は、FAシーラー原液を2回塗布してください。1回目が乾燥してから
2回目を塗布し、乾燥させます。
FAカチオンハードコテ塗り混練りしたFAカチオンハードを流し込み後、ただちにコテで塗り広げてください。
コテ波が出ないように平坦に仕上げてください。
各種仕上げ材施工FAカチオンハードが十分に硬化乾燥したら仕上げ材を施工します。
塗り床など仕上げ材を施工しない場合(素地仕上げ)は、
軽歩行が可能になったら速やかにシート養生してください。

下地別適用プライマー

FAシーラーFAボンド
モルタル・コンクリート(乾燥面)
各種塗り床(エポキシ系、ウレタン系)
硬質床(カラクリート・フェロコン等)
Pタイル剥がし面(黒のり残り面)
モルタルコンクリート(湿潤面)
油で汚れた床

適応仕上

■溶剤系塗り床材(エポキシ系、ウレタン系)
■Pタイル・長尺シート
■素地仕上げ
■タイル・石材の張り付け

養生時間の目安

※FAカチオンハードが乾燥していることを確認後、仕上げ材を施工してください。

項目20℃以上10~20℃5~10℃5℃以下
軽歩行時間4時間5時間7時間施工不適当
張物施工8時間12時間24時間
塗り床施工24時間以降
素地使用72時間以降

※セメント系材料のため、加水量や施工状況により、色の濃淡、ムラ、白華などが生じる場合もあります。ご了承ください。
※取扱いは関連法規に従い、適切に使用してください。また、製品の詳細・不明な点はお問い合わせください。
※このカタログに記載の商品は、予告なしに仕様や取扱いを変更する場合があります。
※モックアップ施工にて色味を確かめてからご使用ください。

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