東京都でコンクリート工事を手がけるフロアエージェントです。
下地調整材というとモルタルかセルフレベリング材かを検討することが多いですが、セルフレベリング材はここ数年の進化が目まぐるしく、重量物が行き来するような床でも素地として使用できるようにもなっています。
さて、今回はセルフレベリング材が下地調整においてどのように優れているのかについて、また弊社で扱うセルフレベリング材の種類について解説いたします。
フロアエージェントのセルフレベリング工事単価や実績はこちらをご覧ください。
セルフレベリング材の長所
1、平滑なコンクリート床を実現できる
セルフレベリング材とは、流し込むだけで均一なレベルを形成する性質(自己水平性)をもつ素材を活用したコンクリート床工事のことです。コンクリート床の下地調整材にはモルタルが用いられることが多いのですが、職人の熟練度によって平滑さにはばらつきが生じるのが難点です。平滑でないコンクリート床は、光の反射によって凹凸が目立つので美観が大きく損なわれます。しかし、セルフレベリングの場合には、流し込むだけで平滑なコンクリート床が形成されるので、特に平滑な床が求められる現場ではセルフレベリング材をご提案しています。
2、工期を短縮できる
セルフレベリング材は、短期間の施工で完了することも特長の一つです。モルタルの場合には、乾くまでに数日待つ必要があります。セルフレベリング材の場合には、流し込んだその日に素材の乾燥が終わります。そのため、翌日にはすぐに次の作業へと移ることができます。具体的な例を挙げると、500平米のコンクリート床を施工する場合には、モルタルなら7日間かかるところを、セルフレベリング材なら1日で完了させられます。
セルフレベリング材はモルタルに比べて材料費が高い?
セルフレベリング材は材料費だけで見るとモルタルに比べて高いといえます。ただ、モルタルの場合には、水と砂とセメントを荷揚げしたり、養生期間が必要だったりするためセルフレベリング材より工期が長くかかります。そういった材料費以外のコストがかかるため、工事全体のコストで考えると一概にセルフレベリング材の方が高いとは言えません。
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セルフレベリング材よりモルタルをお勧めするケース
工事にかかるコストが変わらず、工期も短いとあってはセルフレベリング材ではなくモルタルを使用するメリットは全く無いように感じますが、中にはモルタルを使用したほうがいい場合もあります。
それは、コンクリート床の厚みが20mm以上の場合です。セルフレベリングはその自己水平性故に、一回で厚みを取ることが難しいのです。そのため、セルフレベリングの施工で厚みが必要な場合には、2回以上重ねて施工しなければなりません。
そのため、コンクリート床に厚みが必要な場合には、一度の施工で十分な厚みを確保できるモルタルを使用することをお勧めします。
弊社でご用意しているセルフレベリング材
ひとくちにセルフレベリング材といっても、実は様々な素材があります。フロアエージェントでは、お客様の求めるクオリティの実現のために、最適なセルフレベリング剤をご提案しています。
床レベラー
最もスタンダードなタイプのセルフレベリング剤です。コストとクオリティのバランスに優れているのが特徴です。
床レベラーG
より速乾性を求める方には「床レベラーG」がお勧めです。床レベラーに比べればコストは上がりますが、工期を短縮させることができます。最近では「床レベラー」よりもむしろ「床レベラーG」のほうが使用機会は増えています。
タフレベラーG
セルフレベリング材はこれまで車両が通行するような床には適していなかったのですが、
車両が通行する床の素地にも対応できるセルフレベリング材として発売されたのが「タフレベラーG」です。
タフレベラ―Gプラス
タフレベラーGをさらに強固にしたセルフレベリング材が「タフレベラ―Gプラス」です。塗床と比べて遜色ないクオリティを実現できます。フォークリフトのように、車両に貨物を加えた重量のあるものが通っても問題ない強度を実現できます。倉庫のように重量物が頻繁に走行する場所での使用にも堪えます。
タフレベラーG勾配用
この商品はセルフレベリング材を勾配に使うことはできない、という常識を覆しました。工場や厨房など水勾配が必要な場合におすすめです。
フロアエージェントはセルフレベリング材を一貫して施工できます
今回ご紹介したように、セルフレベリング材は従来工法と比べて圧倒的な工期短縮を実現することができます。弊社ではセルフレベリング工事の実績が多数あります。セルフレベリング工事の流れや施工実績、工事単価について詳しくご紹介しておりますので、そちらをご覧ください。