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コンクリートのサビ落としの方法|原因から予防策まで徹底解説

フロアエージェントが施工した物流倉庫のコンクリート床
フロアエージェントが施工した物流倉庫のコンクリート床

「コンクリートに茶色いサビ汚れがついて、いくらこすっても落ちない…」

コンクリートのサビは、原因や汚れの程度によって最適な落とし方が異なります。

クエン酸などの酸性成分を使う軽度な除去法から、専用のサビ取り剤・業務用薬剤・高圧洗浄まで、正しい手順で行えば見違えるほどきれいにすることが可能です。

本記事では、コンクリートにサビができる原因と落とす方法をわかりやすく解説します。

コンクリートにサビがつく原因とは

コンクリート表面に発生するサビ汚れは、見た目の問題だけでなく、放置すると素材の劣化を進行させる厄介な現象です。

ここからは、コンクリートにサビがつく原因について詳しく解説します。

鉄部からのサビの流出

もっとも一般的な原因は、コンクリート付近にある鉄製の手すりや門扉、フェンスなどの金属部分からサビが流れ出すケースです。

雨や湿気によって鉄が酸化すると、赤茶色のサビが発生し、その成分が雨水と一緒にコンクリート表面を伝って広がります。

とくに排水の通り道や、傾斜のある場所ではサビが筋状に残りやすく、美観を大きく損ないます。

このような外部要因によるサビは、比較的浅い汚れのため、早期に対処すれば表面洗浄やサビ取り剤で落とすことが可能です。

しかし、放置してしまうとサビ成分がコンクリート内部まで染み込み、後に色素沈着となって残る場合もあります。

内部鉄筋のサビによる染み出し

コンクリート内部に埋め込まれた鉄筋がサビてしまうと、そのサビ成分が表面に染み出してくることがあります。

これは構造的な問題を引き起こす恐れがあり、表面の汚れとは異なり、内部劣化のサインである場合も少なくありません。

主な原因は、経年劣化や施工時のひび割れ、凍害による浸水などです。内

部鉄筋が酸化して膨張すると、コンクリートにひびが入り、そこからサビ水が滲み出すという悪循環が生まれます。

このようなケースでは、単純なサビ落としでは根本解決に至らず、補修材や防錆剤を用いた専門的な処置が必要です。

自転車・工具・植木鉢などの接触によるサビ汚れ

自転車や金属製の脚を持つ植木鉢、工具などをコンクリート上に長期間放置することで発生するサビ汚れが挙げられます。

雨水や湿気が溜まりやすい環境では、これらの金属部分が酸化して錆び、コンクリート面にサビ跡を残してしまいます。

この汚れは表面的であれば簡単に除去できますが、時間が経過するとサビ成分が浸透し、通常の洗剤では落としにくくなってしまうのです。

日常的に屋外に物を置く場合は、下にマットを敷くなど、金属が直接コンクリートに触れないよう工夫することが再発防止につながります。

定期的な点検と軽い水洗いを習慣化しておくと、美観維持にも効果的です。

コンクリートのサビを落とす方法

サビの原因を理解したら、次は具体的な除去方法を詳しく解説します。

市販のサビ取り剤を使って効率的に除去する

軽度のサビであれば、市販のサビ取り剤を使う方法が手軽で効果的です。

ホームセンターや通販で入手できる酸性タイプの洗剤をコンクリートのサビ部分に塗布し、数分置いた後にブラシでこすり、水でしっかり洗い流します。

このとき、洗剤の使用量や放置時間を守らないと、コンクリート表面が変色する恐れがあるため注意が必要です。

とくにクエン酸やシュウ酸を主成分とする製品は、サビ成分を化学的に分解して落とす効果が高い反面、長時間の使用で素材を痛めるリスクもあります。

事前に目立たない部分で試すことが安全です。正しく使えば、時間をかけずに美観を取り戻すことができます。

頑固なサビは業務用薬剤や高圧洗浄で落とす

市販の薬剤では落としきれないほど頑固なサビには、業務用の薬剤や高圧洗浄機を活用する方法が有効です。

業務用薬剤には、鉄さび専用の強力な酸性洗浄剤や中性タイプのものがあり、用途や素材に応じて選択します。

また、高圧洗浄を組み合わせることで、表面にこびりついたサビや汚れを物理的に除去できるため、広範囲の施工にも向いています。

ただし、圧力が強すぎるとコンクリート表面を傷めることがあるため、家庭用ではなく専門業者に依頼するのが安心です。

業者であれば、現場の状態を確認した上で最適な薬剤濃度や洗浄方法を判断し、素材を保護しながら確実にサビを落とします。

とくに駐車場や外壁など面積の広い場所では、プロに任せることで効率と仕上がりの両方を確保できます。

サビを再発させないための予防・メンテナンス方法

一度サビを落としても、環境によっては再びサビが発生することがあります。ここでは、サビの再発を防ぐために実践できるメンテナンス方法を紹介します。

鉄部の防錆対策

サビの根本原因が鉄部にある場合は、防錆処理を行うことが効果的です。鉄製の手すりやフェンスには、防錆塗料を定期的に塗り直すことでサビの発生を抑えられます。

塗装が剥がれている部分を放置すると、そこから酸化が進行し、サビ汁がコンクリートに流れ出します。

目に見えるサビを落とすだけでなく、金属部分自体を保護することが重要です。

コンクリート表面の保護コーティング

コンクリート自体を守るために、表面に防水性や防汚性を高めるコーティングを施すのも有効です。コーティング剤はサビ成分の浸透を防ぎ、汚れをつきにくくします。

施工はローラーやスプレーで簡単に行え、外構や駐車場などでも活用されています。透明タイプを選べば見た目を損なうこともなく、美観を長期間維持できるでしょう。

防汚コーティングを一度施しておくことで、サビやカビの付着を防ぐとともに、清掃の手間も大幅に軽減されます。

定期清掃で美観維持

日常的な清掃習慣を持つことも、サビ再発防止の基本です。週に一度程度、水でコンクリート表面を流すだけでも、サビの原因となる鉄分や汚れの蓄積を防げます。

特に雨水が流れ込む箇所や金属製品が接する部分は、注意深く点検しましょう。軽度の汚れを早めに対処すれば、サビ取り剤を使わずともきれいな状態を維持できます。

日々の小さなメンテナンスが、長期的な美観と耐久性を保つ鍵となります。

まとめ

コンクリートのサビ汚れは、原因を正しく見極め、適切な方法で対処すればきれいに落とせます。

軽度な汚れなら市販のサビ取り剤で十分対応できますが、内部鉄筋のサビや広範囲の汚れは、専門業者に依頼するのが安全です。

また、サビを再発させないためには、鉄部の防錆やコンクリートの保護コーティング、定期清掃を組み合わせて行うことが重要です。

美しい外観を維持するためにも、日々の点検とメンテナンスを怠らないようにしましょう。

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